外食業界経営セミナーに出席して
6月17日に外食業界の経営セミナーに出席し、𠮷野屋ホールディングス安部会長の講演を聴きました。
安部会長は会社更正法の適用から𠮷野屋を再建し、BSE問題を乗り越え、22年間社長をされました。 2004年BSE問題が発生したときの牛丼販売停止は、当時、食品メーカーに勤務し外食担当だった自分にとっても、大変インパクトの大きい衝撃的な出来事でした。
最後の方で安部会長から、「モノはいつかこわれたりなくなったりするものである。つまり牛丼があることが𠮷野屋の全てではない。」のような意味合いのことを言われました。
「うまい」という高品質、「やすい」という相対価値や効率性、「はやい」という迅速性、この価値観にこだわり続け、その要素を高めることを目指し続ける、それこそが𠮷野屋の大切な財産ということだと思います。
ロイヤルホールディングス菊地会長の言われた「経営はアートとサイエンス」の言葉も考えさせられました。外食の経営はアートがなければおもしろくない、でもサイエンスがなければチェーンとして続かない、そのような意味と考えました。ファーストフードや事業所給食以外の業態に共通する外食の経営の難しさを象徴するキーワードと思います。 直接、食品流通や外食企業様との仕事はしなくなりましたが、料飲稲門会経営セミナーはいつも貴重な学びとなる内容です。
外食産業が特定産業分野(外食業)に指定されたことから、外食企業では特定技能1号 外国人を上限5年まで雇用することができるようになりました。 この資格取得 のための第2回目の試験実施日程が公表されています。
これからもいろいろと正しい情報を収集し、お客様にお伝えしていきたいと思います。